高校3年生向け英語の教科書CROWN3『CROWN English Communication Ⅲ』のLesson5-1の本文和訳とちょっとした解説になります。
※ご要望により、本記事からは前後半に分けずに記載しております。
- CROWN3 Lesson5-1 本文和訳・単語・解説
- CROWN3 Lesson5-1 教科書の設問の答え・解説
- CROWN3 Lesson5-2の和訳と答え
- CROWN3 各Lesson の和訳・答え・解説一覧
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CROWN3 Lesson5-1 本文和訳・単語・解説
Lesson5
The Biggest Event in Human History... Or the Last?
Lesson5-1
[1] 「人工知能」という言葉は、1956年にダートマス大学に集まった科学者たちのグループによって最初に使われました。
- Dartmouth Colledge「ダートマス大学」
※アメリカのニューハンプシャー州にある私立大学
[2] 人間の知能の全ての側面をシュミレーションすることができる機械を設計するというアイデアを彼らは示したのです。
- come up with「示す、提案する」
- simulate「真似する、シュミレーションする」
- aspect「側面、様相」
- intelligence「知能、知性、理解力」
[3] その時以来ずっと、科学者たちはそのような機械を設計することために努力を重ねてきたのです。
- ever since「それ以来ずっと、それ以降」
【重要文法】
have been making ⇒ 現在完了進行形
「ずっと~し続けている」動作の継続を表す。例)I have been studying English since this morning.
「私は今朝からずっと英語を勉強し続けている。」
[4] 東京大学のAIの専門家である松尾豊さんによると、AIの研究は3つの段階を経て発展してきているそうです。
【文構造】
an AI expert ~ Tokyo の部分は、コンマ(,)の前後に名詞を配置することにより、 Matsuo Yutaka と同格(同じもの、人)の関係にある。
[5] 1950年代の後期から1960年代にかけては、パズルを解いたり、ボードゲームをすることが出来るコンピュータープログラムを進歩させることに、研究者たちは集中していました。
- concentrate「集中する」
- solve「解く、解決する」
【文構造】
"that could ~ games" の部分は computer programs を修飾する関係代名詞節
[6] 1980年代には、専門的な知識をコンピューターへと組み込むために設計されたプログラムである「エキスパートシステム」の設計に、彼ら(研究者)の注意は移っていきました。
- shift「移す、転じる、変える」
- incorporate「合体させる、組み入れる」
- knowledge「知識、認識」
【文構造】
ここでもコンマ(,)を挟んで下記下線部の2つの名詞を並べることで同格の関係になっている。
"expert systems" = programs(←designed ~ computers)
[7] 2010年代になると、機械学習能を持ち、それら自身が自分で学ぶことが出来るシステムを作り出すことへと、研究者たちの関心は移行しました。
- interest「興味、関心」
- on ○○ own「○○自身で、○○自身の力で」
- machine learning「機械学習」
- capability「能力、才能」
[8] 「深層学習」の進歩とともに、今、機械学習は新しい段階へと到達しています。
- deep learning「深層学習(機械学習の一種)」
[9] 深層学習では人間の脳で起きていることを再現しようとしています。
- replicate「再現する、複製する」
[10] 言い換えると、コンピューターシステムは、より一層人間の神経ネットワークのようになってきているのです。
- neural「神経の」
[11] 私たちが神経のネットワークを使って学習するのとまさに同じように、パターンを見つけて最終的にはそれを様々なタスクに応用できるよう、コンピューターシステムも大量のデータを理解するために、学習しているのです。
- just as ~「~の通りに、同様に」
- make sense「理解できる、意味を成す」
[12] 深層学習を用いたコンピューターシステムは、30年前には夢にも思わなかったような沢山の偉業を成し遂げています。
- accomplish「達成する、成し遂げる」
【文構造】
この文は下記の構造をとる。→「SがOをVした。」
Computer systems (using deep learning)=主語(S)
have accomplished =動詞(V)
a number of feats(which ~ ago). =目的語(O)
[13] 物体認識は必要不可欠な人間の機能であり、例えば、猫を見たときにそれを猫だと認識できる能力のことを指します。
- object recognition「物体認識」
[14] 明らかに、人間にとっては、とても単純なタスクですが、コンピューターにとってはそうではありません。
- obviously「明らかに」
[15] 大きさや重さ、色、多岐に渡るしっぽの形など、どんな猫であっても全く同じではないという事実を考えてみてください。
[16] それゆえに、コンピューターシステムが猫を認識できるということは、猫とみなすことができる必須の特徴には焦点を当てつつも、いくつかの個体差は無視できなければならないということなのです。
【文構造】
it (=computer system)
must be able to ignore
some differences
while focusing on essential features
(↑ which characterize a cat).
※()内はfeaturesを修飾する関係詞節である。
以上がCROWN3 Lesson5-1の和訳・単語・解説です。
今後も分かりやすい解説記事を書けるよう頑張りますので是非参考にしてください🙇♂️
CROWN3 Lesson5-1 教科書の設問の答え・解説
※あくまで取り急ぎの解答です!間違ってたらごめんなさい🙇
Q1 最初に「人口知能」という言葉を使ったのは誰ですか?
→ A gorup of scientists who gathered at Dartmouth College in 1956.
Q2 深層学習は何をすることに挑んでいるのですか?
→ It tries to replicate what going on in human brains.
Q3 猫を認識できるためには、コンピューターシステムは何ができなければいけませんか?
→ It must be able to ignore some differences while focusing on essential features which characterize a cat.
CROWN3ではこれまでのCROWN1・2よりも文章が長く難しくなっているので丁寧に説明を書いているつもりですが…不明点があればコメント欄に質問してみてください!(英語に関係ない質問でもウェルカムです!)
CROWN3 Lesson5-2の和訳と答え