勉強が苦手な生徒の共通点とは
大学生になってから塾講師のアルバイトをしています。
今までに色々な生徒を見てきましたが、勉強が苦手な生徒には共通している特徴があるように感じています。
その特徴はいくつかありますが最も重大な改善すべき特徴が1つあります。
この要素を克服することが成績アップに直結すると言っても過言ではありません。
その特徴とは、
勉強方法が分かっていない
という点です。
言い換えると
教材の使い方が分かっていない
とも言えます。
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どういうことかというと、各科目の各教材には適切な使い方があり、その適切な使い方をすることによって効果をあげることができるということです。
その適切な使い方を知らずに、せっかく勉強しても勉強量の割には成果が出ず、勉強のやる気が下がってしまう。
この悪循環に陥っている生徒が非常に多く感じます。
その為、自分が塾講師として指導する際に重視しているのは、学校で使っている教材を確認し、それぞれの教材の正しい勉強方法を教えるようにするということです。
正しい勉強方法を知る上で意識するべきことは1つ。
その教材がどんな役割を持っているのか?
これを意識すると正しい勉強方法が見えてくるはずです。
具体的にどうしたらいいのか?
例として、英文法の教材を例にとって考えてみましょう。
英文法の教材といっても様々なものがあると思います。
①分厚い英文法参考書
(ロイヤル英文法・Evergreenなど)
②網羅系文法問題集
(NextStage・vintageなど)
③その他参考書に付随する問題集
(薄めで書き込み式のもの)
大きく分けるとこのように分類できると思います。
さて、まず①の分厚い参考書ですが、これを全て最初から最後まで読み込むのはどうでしょう?
あくまでこれは個人的な意味ですが、確かに全て読み込むことができるのであれば読むことが理想だと思います。
特にまだ高校1年生で受験まで時間がある生徒や、部活がそこまで忙しくない生徒は基礎からしっかり固める意味でも読んでもいいかもしれません。
ただ、受験勉強やテスト勉強において時間的な制約がつきものです。
これから受験勉強を本格スタートさせようとしている高校3年生や浪人生は全て読むことはオススメできません。
詳しく分かりやすい文法知識が書かれていますが、読む範囲は絞るべきだと言えるでしょう。
ではどうやって絞るのか?
それが②や③のような問題集がもつ役割です。
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特に受験勉強では②のような問題集がもつ役割は大きいと思います。
②の網羅系問題集を1周する。
この時に必須なのは間違えた問題にチェックする、もしくは付箋を貼ることです。
そしてこの1周の間にも問題集についている解説を読んで理解できない内容や、重要そうな内容に関しては①の参考書で学習しましょう。
①で詳しく理解したら②や③の問題集に戻り、実際に得た知識をアウトプットする訓練をします。
こうすることで知識が定着し、段々と理解できている単元が増えていきます。
もちろん、文法の成績アップには単語などの知識も必要ですが、文法の教材だけに焦点を当てるならば、このようなサイクルで回すことが効果的でしょう。
ということで、今後はこのブログでもオススメの教材を紹介しつつ、その活用方法についても書いていきたいと思います!
勉強方法に悩んでいる学生さんへ
なんとなく勉強に伸び悩んでいる人は少し自分とは異なる勉強法や考え方を知るだけで成績が伸びてくるかもしれません。
自分も高校生の時、塾の無料体験授業に行ったことで問題集を繰り返し取り組んでいくことの大切さや復習の仕方を学ぶことが出来ました。
今思えば無料だったのに視点を変える良いきっかけになったな、と感じています。
資料請求、体験授業ともに無料なので、とりあえず試しに申し込んでみるのも成績アップに繋がるかもしれません。