高校1年生向け英語の教科書CROWN1『CROWN English Communication I』のLesson8-2 の本文和訳とちょっとした解説になります。
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CROWN1 Lesson8-2 の本文和訳・単語・解説
Lesson 8
Not So Long Ago
Lesson 8-2
登場人物
①赤ちゃんを背負った少年
②マスクをした男性(おそらく大人)
③写真を撮影したジャーナリスト(=私 "I" )
(④赤ちゃん)
代名詞が誰を指しているのかに要注意です!
[1] こちらの写真から始めましょう。
[2] この写真はアメリカのジャーナリストであるジョー・オダネル氏によって1945年に撮影されたものです。
[3] 彼は日本人のインタビュアーに対しこの写真について語っています。
[4] 「私はそばを通る10歳ぐらいの少年に出会った。
・walking by 「近くを歩く」
[5] 彼は赤ちゃんを背負って歩いていた。
・back 「背中」
[6] この時代の日本では、我々は弟や妹を背中に背負って遊ぶ子供たちをよく見たが、この少年の様子は明らかに違った。
・those days 「その頃、当時」
[7] 彼はこの場所に何か深刻な理由があって来ているのだと私には分かった。
serious 「深刻な、本気の」
【文法】
had come は過去完了形
→文中の could see の動作の時点で
had come の動作が完了していたことを表す。
[8] 彼は靴を履いていなかった。
[9] 彼の顔つきは強張っていた。
[10] その小さな(赤ちゃんの)頭はまるで赤ちゃんがぐっすり眠っているかのように後ろに傾いていた。
・tip 「傾ける、かしげる」
※ tip には様々な意味がある
①先端、頂上・先端をつける
②チップ・チップを渡す
③情報、密告・密告する、予想する
④軽打・(スポーツ用語)チップ
⑤傾ける、ひっくり返す など...
・as if ~ 「まるで~のように」
※仮定法の表現として頻出で if 以降には
仮定法過去や過去完了の形が続くことが多い。
・ fast asleep 「昏睡、爆睡」
[11] その少年はそこに5分か10分ほど立っていた。
[12] すると白いマスクをした男が彼(少年)のもとに歩み寄り、赤ちゃんを結んでいた紐をほどき始めた。
・walk over to A 「Aに歩み寄る」
[13] それが私が赤ちゃんが既に亡くなっていることを知った瞬間だった。
・hold A by the hands and feet
「Aの手と足を(持つ)」
[14] その男は(赤ちゃんの)死体の手と足を掴み、炎の中に置いた。
[15] 少年は動くことなくその場に直立し、その炎を見ていた。
・bit 「噛む」
・shone 「shine の過去形、過去分詞形」
[16] 彼は自分の下唇をとても強く噛み、そこには血がにじんでいた。
[17] その炎の勢いは、まるで夕日が沈むように弱くなっていた。
[18] 少年は向きを変え静かに歩き去った。」
以上がCROWN1 Lesson8-2 の和訳・単語・解説です。
このページを見ることで皆さんの英語力が上がることを祈って記事を書いています。
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