高校1年生向け英語の教科書CROWN1『CROWN English Communication I』のLesson9-3 の本文和訳とちょっとした解説になります。
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CROWN1 Lesson9-3 の本文和訳・単語・解説
Lesson 9
Crossing the "Uncany Valley"
Lesson 9-3
[1] 完全に人間のように見えるアンドロイドを作ることにおいて、石黒さんは2つのステップがあると確信しています。
・in ~ing 「~するとき、~する際」
【文構造】
androids ←(which will look fully human.)
という形で修飾する関係代名詞whichが使われた表現
[2] 第一に、表情や体の動きといった人間の典型的な特徴を捉えなければなりません。
・capture 「とらえる」
・typical 「典型的な」
・characteristics 「特徴」
・expression 「表情」
[3] 第二に、人の発話や動きをアンドロイドに伝えるための遠隔操作装置が必要です。
・transfer 「移す、模写する」
[4] これらがアンドロイドを人間のような見た目にし、発話させることになると石黒さんは考えています。
・lead to ~ 「~に通じる」
[5] 石黒さんは時々、ジェミノイドHIを海外の会議に送るよう依頼されることがあります。
・conference 「会議、協議会」
[6] 彼は日本にいながら、彼のコンピューターを用いてジェミノイドHIを遠隔操作します。
・through ~ 「~を通じて」
ここでの through は前置詞なので直後には名詞が配置される
前置詞の後ろには必ず名詞が置かれるというルールは覚えておくべき!
[7] ジェミノイドHIが話すとき、人々は本当に石黒さんがそこにいるかのように感じるのです。
・actually 「実際に、本当に」
[8] どうして石黒さんは、そのようなアンドロイドを作ることに一生懸命に取り組むのでしょうか。
[9] 人間のようには見えないロボットが多数存在し、それでもそれらのロボットは我々に多くの便利な恩恵をもたらしてくれます。
[10] お掃除ロボットを例に考えてみてください。
・take ~ , for example 「~を例にとる」
[11] とすれば、どうしてヒト型のロボットなのでしょうか。
[12] 石黒さんがアンドロイドを作る理由は、人間であることが何を意味するのかを発見するためです。
【文構造】
Ishiguro's reason for creating androids →主語(S)
is →動詞(V)
to discover what it means to be human →補語(C)
長い文もこのようにSVCの文型として読解できる
[13] 実際、アンドロイドが彼(=石黒さん)に面白いことを教えてくれています。
[14] 誰かがアンドロイドに触れた時、捜査をしている人もその感覚を感じたのです。
・operator 「操作員、運転者」
[15] このような経験は我々に脳がどのように働いているのかということを教えてくれます。
【文構造】
This kind of experience →主語(S)
can teach →動詞(V)
us →目的語(O)
how our brain works. →目的語(O)
[16] 彼(=石黒さん)の研究は人間の本質を見るための新しい方法として見ることができると、石黒さんは信じています。
・research 「研究、調査」
以上がCROWN1 Lesson9-3 の和訳・単語・解説です。
このページを見ることで皆さんの英語力が上がることを祈って記事を書いています。
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